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セリアの中心街では、アロマ達の活躍により、アマデス率いるモンスター達を
倒し、やっと穏やかな町に戻った。しかし、アロマが見た情景は、焼け焦げた町並みと
散々したレンガの道、傷ついた戦士達の苦しむ声であった。

エリとトキネは、戦士達の手当てをし始めた。アロマは、アマデスとの戦いの後、
直立不動でそのまま、そんな周りを見渡しながら、ドスンと背中のスレイヤーを
地面に突き刺したまま、立っていた。

そんな中、遠くからアロマを呼ぶ声が聞こえた。

ゼノス「お〜〜い、アロマ〜!」

アロマ「おやっさん!('д';)」

エリ「もう、動いて大丈夫なの?おじさん・・」

トキネ「あんまり無理をしないでくださいね。」

ゼノス「あぁ・・もう大丈夫じゃ。ゴホゴホゲホ・・・・」

アロマ・エリ・トキネ(大丈夫じゃないじゃん( ̄o ̄;))

そう思いながらも、無理して明るく振舞うゼノスに、3人は
笑いながら、しゃべりかけた。

ゼノス「おおおぉぉ!@@ アロマよ。ついにその聖騎士の防具と武器を
    身に付けたのか。これで、俺の役目も終わったということじゃな」

ゼノスは、たくましくなったアロマの姿を見ながら、暖かく微笑んでいた。

アロマ「なぁ、おやじよ。この武器と防具って何か意味があるのか?@@」

ゼノス「いいか・・アロマよ。よく聞け。その聖騎士の防具と武器は、昔、私が
    身にまとったものだ。役目を終えて、カオスの封印をしたつもりじゃったが・・」

エリ「カオスの封印?@@  え?@@  まさか!@@」

トキネ「エリさん?何か」

アロマ「おい!エリ!!何か知ってるのか・・・・・ギャァァァァァァ!」

アロマは、突然苦しみだして、ひざをついた。

アロマ「か、体が・・・体がぁぁぁ・・・」

ゼノス「だいじょうぶか!アロマよ」

エリとゼノスはアロマに駆け寄って、体を起こした。
すると、アロマが身に付けていた防具が体から徐々に剥がれていった。

ゼノス「なんということじゃ!一度身にまとった聖防具が剥がれるとは!
    ありえん!!!」

ドイル「フフフフフ・・・それはまだ、我の力が勝っているからだよ!」

ゼノス「その声は!!ドイル♪!!どこじゃ!姿を現せ!」

すると、なんとアライブ像の噴水が盛り上がり、その下から大きなドラゴンが
現れた。

ドイル「ファッハハハハハハハハ!!!!我が名はドイル♪天空の王者なり!
    永遠の眠りから今!よみがえった!久しいのぅ〜ゼノスよ」

ゼノス「おのれ〜〜ドイル♪!貴様は、ワシが葬ったはずじゃ!」

ドイル「バカメがぁぁぁ!!天空の王者が貴様のような奴に易々とやられるわけが
    なかろうがぁぁl!年をとりすぎたようじゃのぅ〜ゼノスよ。今楽にしてやるわい!
    (ゴォォォォォォォ)」

ドイル♪は、いてつく炎を周りに噴出し始めた。周りの戦士やゼノス達も、その勢いに
全ては、吹き飛ばされてしまった。

ゼノス「貴様は、また私の手で封印せねばならぬようじゃの!!ハァァァァァァ!!」

アロマ「おやっさん!」

ゼノスは、再びドイルの元へ素手で走っていった。その後を追うようにアロマも
ドイル♪に向かっていった。

ドイル「ハッハハハハハハ!!!ゼノスよ!今の貴様に何が出来るというのだ!
    老いぼれに何が出来るのだ!ア〜〜ッハハハハハハ!!」

高笑いをしているドイル♪の足をガシッとゼノスはつかみかかった。

ゼノス「わしを甘く見る出ないわ!!!この勇者の石版がある限り、貴様を自由にさせんわ」

ゼノスの胸元でキラリと光る物が見えたとたん、ドイルは苦しみだした。

ドイル「ギャァァァァァァ!!おのれ〜この痛み!思い出したわぃ!だが、今の貴様に
    これ以上のことはできまいて!!」

ゼノス「アロマァァァァ!!このまま、そのスレイヤーでこのドイル♪を斬るのだ!」

アロマ「そ!そんな事をしたら、おやっさんまで斬ってしまう!!俺にはそんな事はできん」

ゼノス「ばか者がぁぁぁぁ!!それがワシとお前の聖騎士としての運命なのじゃ!
    早くするのじゃ!この世界が滅びてもかまわんのか!バカモノがぁぁ」

一瞬、ためらったアロマだったが、

アロマ「おやっさ〜〜〜ん!!!!ハァァァァァァァァァ!!!!!!」

(ドドドドォォォォォォン!!!!!)

両手にググッと力を込めて、ドイル♪の上段からアロマは力一杯、
一機にスレイヤーを振り下ろした。その時のアロマの目には、涙がにじんで
前が見えないほどであった。

ゼノスは背中から血が噴出し、倒れこんだ。ゼノスは、なぜか、幸せそうに
微笑みながら、目をゆっくり閉じた。

しかし、ドイル♪は、真っ二つにされた体が再生を始めていった。

ドイル「フハハハハハハ・・貴様に我は倒せん!!!」

アロマ「ドイル♪!!!お前の名は一生忘れん!!!」

アロマは、再びスレイヤーに力を込めて、切りかかろうとした時、横から声が聞こえた。

ポエ「そいつは、力で倒せんよ!お前のありったけの気を叩き込むんだ!」

アロマ「また、おめぇか!なんだかわからんがやってやるよ!!!!
   ハァァァァァァァ!!!!!」

アロマは、土煙が上がる勢いで自分自身の気をあげていった。

ポエ「今だ!エリさん!アロマに祝福の宴術を!
   トキネさんは、気を集中させて祈りを!」

エリ「え?@@ わ・わかった!」

トキネ「わかりました><!」

アロマは、一気に溜まった気を両手をドイル♪に向けて放出した。
それに、エリとトキネの力が加わり、星型の白い閃光がドイル♪を包み、凄まじい
風圧が周りを吹き飛ばした。

aroma1111


ドイル「おのれぇぇぇぇぇ!!!これで終わったと思うなぁぁぁぁぁ!!ギャァァァァ!」

エリとトキネの前には、フワッっと紫のマントがかぶさり、風圧から避けることが出来た。

エリとトキネは、その風圧が収まるとゆっくりと目を開けてみた。
そこには、もう紫のマントはなくなっていて、ひとりたたずむ、アロマと横たわるゼノスの
姿しかなかった。

そこに、ようやく到達したミサトとムーン率いる、ブルースのハイブリーダー精鋭部隊が
到着した。

ミサト「な!@@  なんだこの有様は!!いったいどうやったら、こうなるんだ?」

ムーン「すごい有様ですね。あ!アロマさんじゃないですか@@」

ミサト「ん?@@ アロマさん こんなところで・・・ゼ!ゼノス殿!@@」

ミサトは、背中からバッサリと斬られているゼノスをさわり、アロマを見上げた。

ミサト「こ、これは・・まさか・・アロマさんが・・」

全気力を使い果たし、たたずむアロマは、ゼノスをただ見つめていた。

アロマ「あぁ・・・俺が斬った・・・」

ムー「なんだって!!@@」

ミサト「なぜ・・なぜだぁぁぁぁぁ!!!!ゼノスはセリア・・いや!我らの英雄として・・」

ミサトは、アロマの胸をつかんで叫んだ。

エリ「ミサトさん!違うの!!違うのよ!!!」

エリとトキネがアロマ達の元へ駆け寄ってきた。

部隊員「ミサト殿!アロマ達を捕らえろという命令が出ております!逆らう場合は、
     斬り捨ててもかまわないと!!」

ムー「なんだって!@@ そ・そんな事できるわけ無いでしょ!!ミサト!ね?
   なんかわけがあるんだって!」

ミサト「・・・・・」

ムー「なんでだまってんだよ!なぁ!ミサト〜」

部隊員「しかたない!私らで処理します!アロマ及びそこの2名!おとなしく
     言うとおりにして下さい。」

トキネ「誤解です><! アロマさんは、大きな竜を倒す為に・・・」

部隊員「そのような話はブルース本部でお聞きします。」

そういうと、部隊員はアロマ達を囲み始めた。

エリ「冗談じゃないわよ!!なんにも知らないくせに><!」

エリは、部隊員を振り払って、トキネと気の抜けたアロマの手をとって逃げ出した。
ミサトとムーンは、たたずんだまま、何をしていいのかわからないでいた。

部隊員は、アロマ達を追いかけ始め、攻撃するものもいた。
エリは、それを避けながら、リングを振り、精霊を呼び出し、応戦しながら、
逃げ出している。

その時、その光景を見ながら呪文を唱えるものがいた。

ポエ(ミドリの精霊よ 青の精霊よ 共に歌を交わせ
  
   惑わしの歌を 互いに奏でよ)

ポエ「コンフュ〜ズ ソルジャ〜!!!!!」

その呪文と共に、ブルースの戦士達は幻影を見るかのように、アロマ達を追いかける
のを辞めて、ウロウロと辺りを見回し始めた。

エリ「アロマ〜しっかりしろよ!!」

トキネ「アロマさん><!お願い!しっかりして!」

アロマは、ドリスに力を使い果たした以上に、自分の親代わりであるゼノスを
斬ってしまったショックが大きいせいか、感情がなくなってしまったかのように
なってしまった。
エリとトキネは、気力の抜けたアロマに声をかけながら、セリアの町を後にした。

そんなアロマ達の姿をミサトとムーンは、何もすることなく無言で泣きながら見つめていた。

また、その光景をフッっと笑いながら、セリアの焼け焦げた屋根の上で座りながら
草笛を吹いている紫色のマントをまとった一人の男がいた。

粉々に砕けたアライブ像の首がゼノスの死を見つめながら泣いているように見えた。

夕方になると、日が傾きセリアの町は、家々の鉄に夕日が乱反射して
周りを真っ赤に燃え上がらせる。その風景からセリアの町は火の町と
言われている。

しかし 今は  夕方になっても  その情景は  どこにもない

(新たなる旅立ち)−−−End−−−

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2008.02.26 Tue l 新たなる旅立ち l COM(13) TB(0) l top ▲